- 検索エンジンに評価される記事を作りたい!
- わかりやすい文章が書けない!
- 書いても書いても成果が出ずに困っている
こんな悩みを持っている人はいませんか?
じつは僕も、ブログをはじめたばかりの頃に…、
↑みたいな、文章で始まる記事、よく見かけませんか?
じつは、これ、立派なWebライティングの手法のひとつなのです。
そんなWebライティングについてのアレコレを学べるのが、
「沈黙のWebライティング」
SEOや、Webライティングが学べ、上記の様な悩みを解決してくれる1冊です。
この本は、
- 検索エンジンに評価される記事が書けるようになりたい。
- 読者に分かりやすく、成果の出る記事が書けるようになりたい。
そんな、あなたにピッタリの「SEOライティング教本の決定版」なのです。
実際に、僕もこの本を読んで記事を書き、
- 10位以内に上位表示される記事が複数、書けるようになる
- Google AdSenseに合格する
という成果をだすことができました。
この記事を読めば、
- 「沈黙のWebライティング」ってどんな本なのか
- 「沈黙のウェブライティング」のオススメポイント
- 実際に僕が役に立った章の要約
を知ることができます!
記事冒頭の手法についても、解説しますね!
【書評・要約】有名ブロガー達が大絶賛!「沈黙のWebライティング」

「沈黙のWebライティング」 -Webマーケッター ボーンの激闘- | |
著者 | 松尾茂起 |
価格 | ¥2,000(税抜) |
ページ数 | 631 |
著者はこんな人
「沈黙のウェブライティング」の著者は、松尾茂起さんというかたです。以下は本の帯の著者紹介より
京都のWebプランニングチーム「Webライダー」の代表として様々なWebコンテンツのプロデュースやWebマーケティング支援を行う。
また、松尾シゲキ名義では作曲家、ピアニストとしても活動。
3枚のCDをリリースするほか、「国際文化祭 京都2011」のPRイベントの楽曲をプロデュース。
本質を捉えるプランニングを軸とし、様々なフィールドで活躍中。
好きな言葉は「マンドリル」
「沈黙のウェブライティング」著者紹介より
この本がオススメの理由

この本をオススメしたいのは、こんな人!
- 検索エンジンに評価され、上位表示されるような記事を書きたい人
- ブログやアフィリエイトで成果を出したい人
- Webライティングについて学びたいけど、何で勉強すればいいか分からない人
オススメする理由は以下の3つ!
多数の人気ブロガーがススメている
「沈黙のウェブライティング」は、多くの人気ブロガーの方たちが、Webライティングを学ぶための書籍を買うなら、これが正解!とゲキ推ししている本です。
- T部長さん
- ヒトデさん
- 沖ケイタさん
- マナブさん
- クニトミさん
- ひつじさん
- しかまるさん
どの方も、超有名でブログ、アフィリエイトで超絶結果を出している方ばかりですよね。
これだけ結果を出している人たちが出しているブログ本の最適解が、この本というわけです。
「沈黙のウェブライティング」はこの、有名ブロガーのおすすめの本のランキングでも、
なんと1位に輝いています。↓

ストーリー仕立てで読みやすい
この本は、631ページと、かなり分厚い本になっています。
しかし、ストーリー形式になっているので、非常に読みやすかったです。
はじめて本を手にとったときにはゾッとしましたが、サクサク読むことがができました。
物語中の主人公たちと共に、Webライティングを学んでいく感覚で読み進められます。
なかなか、ぶっ飛んだストーリーで普通に読み物としても楽しめましたよ。
- ストーリ部分のあらすじ
- 須原にある、温泉旅館「みやび屋」を営む、サツキとムツミの若い兄弟。
二人は、みやび屋の主人と女将である両親を、不慮の事故で亡くし、2人の跡を継いだ。
しかし、旅館の集客はうまくいかず、ホームページからの予約もほとんど取れない状態だった。
そんな二人のもとに現れた、伝説のWebマーケッター「ボーン・片桐」と
その恋人ヴェロニカ。
サツキとムツミはボーン・片桐の力を借りて、みやび屋をたてなおしていく…。
内容がたっぷり。辞書感覚でも使える
ストーリー形式、さらに、マンガ形式になっているので、非常に読みやすい作品ですが、内容が軽いというわけではありません。
前述のように、物語形式で自然にWebライティングを身につけることができますし、
それぞれの章の最後には、章の内容をしっかり、まとめてあります。
かなり深堀りした解説で、事例も豊富です。
記事を書くときに手元において、気になったことがあったら、「沈黙のウェブライティング」をペラペラめくって、辞書のように使っています。
おすすめポイントの要約

沈黙のWebライティングは7つの章からなっています。
それぞれの章には主に次のような内容が解説されています。
- SEOを意識したコンテンツを作るカギ
- 「USP」を最大限に活かすコンテンツ
- わかりやすい文章を書くためのポイント
- 論理的思考をSEOに結びつける
- オウンドメディアに必要なSEO思考
- SEOに強いライターの育成法
- バズにつながるコンテンツの作成のコツ
この中で、自分が特に役に立ったのは、
3章の「わかりやすい文章を書くためのポイント」
実際に記事を書く上で、すぐに試したくなる方法が満載でした。
この記事の冒頭で説明した方法もこの章に書いてあるテクニックです。
僕はこの第3章を読んで、すぐ自分のブログ記事のリード文をリライトしました(笑)
わかりやすい文章を書くためのポイント
わかりやすい文章を書くためには3つのポイントがあります。
それが、
- 感情表現を入れ、自分事化による”共感”を誘発する
- 伝えたいことがきちんと伝わるよう、”見やすさ”や”わかりやすさ”にこだわる
- ファーストビュー(冒頭文)で、伝えたいことをまとめる
の、3つです。
それぞれの内容を要約してご紹介しましょう。
感情表現を入れ、自分事化による”共感”を誘発する
これは、この記事の冒頭部分で使われていた手法です。
共感とは
相手の感情を自分事として感じること
この記事の冒頭部分、
- 検索エンジンに評価される記事を作りたい!
- わかりやすい文章が書けない!
- 書いても書いても成果が出ずに困っている
これが、感情に当たる部分です。
例えば、
ブログで記事を書いているけど、なかなか検索エンジンで上位表示されないなー
という悩みを抱えている人が、
「検索エンジンに評価される記事を作りたい!」
という、一文を見たら、
自分もそう思う!検索エンジンで評価される記事が書きたい!
と思うはず!
これは、読者がこの感情に対して、「自分事と感じて”共感”してくれた」のです
感情を誘発する上で重要なポイントは2つ。
- どこが感情表現なのか、わかりやすい演出を行う。
- カギ括弧「」や、吹き出しを用いることで、文章が「話し言葉」に見え、
感情が伝わりやすくなる。 - その感情の発信者が誰なのか伝わるよう、”感情の発信者”をあきらかにする。
- 「感情の発信者」の情報が具体的になればなるほど、その発信者の感情も具体的に伝わりやすくなる。
読み手にとっての共感ポイントが増えれば増えるほど、その文章は読まれやすくなります。
なぜなら、”自分事”として感じる要素が増えるから。
”自分事”として感じる要素が増えると、
「この文章は自分に関係がありそうだ」
という気持ちになり、つい読み進めてしまうものなのです。
読者にとって「共感」できるぴポイントを、記事のなかに盛り込みましょう!
伝えたいことがきちんと伝わるよう、”見やすさ”や”わかりやすさ”にこだわる
なぜ、”見やすさ” や ”わかりやすさ”にこだわる必要があるのか?
それは、視覚情報の多い、マンガや映像と違い、文章を読むのは、
「脳に負担がかかる」から。
どんなに素晴らしい内容の文章でも、わかりにくい文章を読者は読んでくれません。
見やすくて、わかりやすい文章を書く必要があるのです。
見やすくてわかりやすい文章とは
=読み手の脳に負担をかけない文章のこと
では、見やすくてわかりやすい文章を書くには、どうすればいいのでしょうか?
実は、私達の脳には2つの思考パターンがあります。
この2つのパターンを理解すれば、見やすくて、わかりやすい文章を書くのは簡単です。
脳は「ふたつの思考」で働く
脳に負担の少ない文章を知るためには、人間の脳がどんなときに負担を感じるのかを知っておく必要があります。
そこで、オススメしたい一冊があります。
それが、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの本、
「ファスト&スロー」です。
この本について本文中でボーン・片桐は、
ライティングスキルを上げるためには、読むべき一冊だ。
この本にはオレのライティングノウハウの原点が詰まっている。
と述べています。

「ファスト&スロー」によれば、脳には
「システム1」、「システム2」
という2つの思考があります。
- システム1
- 脳への負担を減らすために自動で高速で働く思考。
物事を直感的に理解しようとする。 - システム2
- 慎重かつゆっくりと働く思考。
物事を論理的に理解しようとする。
人間の思考はまずシステム1で読みやすい文章か判断します。
どんなよい文章も見た目がダメなら、その時点でシステム1のふるいにかけられ、読んでもらえません。
システム1に配慮した見やすい文章であっても、
文章の内容が破綻していたり、おもしろくなければ、システム2に弾かれ、結局、読んでもらえないのです。
読んでもらえるわかりやすい文章を書くために必要なことは次の2点。
- 心理的負担が下がるくらい、見やすい・読みやすい
- 論理的に理解しやすい(=わかりやすい)
このように、
「システム1」「システム2」それぞれに配慮した文章にする必要があるのです。
沈黙のWebライティングでは、この「システム1」と「システム2」に配慮した文章を書くにはどうすればいいのか、かなり詳しく深堀して書いてあります。
沈黙のWebライティングを手元に置きながら、その都度、調べながら記事を書くと、読みやすい文章を書くことができるようになりました!
ファーストビュー(冒頭文)で、伝えたいことをまとめる
記事の冒頭文を書く上で、意識するべきことは次の5つ
- 記事の更新日を記載
- 記事が誰に向けて書かれた記事なのかを書き、読み手の自分事化を強める
- 記事に書かれている
- 記事にどんな情報が書かれているかわかるように「ページ内リンク」としての情報を、「目次」を設置
- 話者を明らかにし、読み手の感情に共感しやすい状態を作る
以上のポイントをしっかり押さえた冒頭文は、読者にとってユーティリティーの高い冒頭文になります。
「沈黙のWebライティング」を読んで…

「沈黙のWebライティング」は、初心者から中級者向けの本かなと思います。
ただ、まったくブログ記事を書いたこともない、という人よりは、1,2記事でも自分で書いたことがある人向けだと感じました。
前半の3章は特に初心者向け、後半の4章は初心者から中級者向けの内容になっていると思いました。
ブログ初心者の自分には、特にこの前半3章はかなり役に立ちました。
ほんとに、読んだ瞬間に自分の記事にフィードバックできる感じ。
「沈黙のウェブライティング」に関して、良くないところはほとんどなかったですが、敢えていうと、その分厚さゆえに、ちょっと読みにくくはありました。
結構、重い…。
あと、Kindleで読む場合は、マーカーなどの機能は使えませんでした。
スマホやKindle端末では、ちょっと、小さくて読みにくいかもですね。
電子書籍で読むなら、タブレットなどの大きめの端末がオススメです。
普段、スマホかKindle端末で読んでいる僕は、読みにくかったので、紙の書籍とダブル購入になりました。
結果、2冊ぶん買うことになりましたが、内容には大満足なので、OKです。
みなさんは、そこらへん気をつけて購入してください!
ランチ1回ぶんの価格で、WebライティングやSEOの基本から真髄まで学べるんだから、本当に購入してよかった!
有名ブロガーがこぞってオススメするのも納得の一冊でした。
この本を読むだけで、自分の記事が変わっていくのが実感できると思います。
この本を読んでから、結果を出しているブロガーの人を記事を読むと、
「ああ、この部分はこういう意図でこう書いているのかな。」
みたいに、分かるようになってきます。
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました!
